ベストの製造にかけたストーリー
ある会社の社員 frun(仮称)とある場所の小さな会社の一営業所の物語
〇〇会社の一室
社員⓪ 本多 圭介 年齢58歳 男性 既婚 営業部長(本部)
社員① 月城 真由美 年齢54歳 女性 独身 営業課長
社員② 橋本 理 年齢40歳 男性 既婚 営業係長
社員③ 司馬 和也 年齢36歳 男性 独身 営業社員 主人公
社員④ 夢咲 明日香 年齢28歳 女性 独身 営業社員 本多琴美の親友
社員⑤ 浅見 英輔 年齢26歳 男性 独身 営業社員 脇役
社員⑥ 本多 琴美 年齢24歳 女性 独身 一般事務
一般⑦ 京極 直樹 年齢36歳 男性 独身主人公の親友
一般⑧ 一条 美咲 年齢27歳 女性 独身 ?
社員7名プラス 一般 2名の構成
ある一日から始まる 主人公 司馬は、身なりは普通の男子
毎日、仕事と家の往復しかしていないまじめの人物像
ある日、主人公の親友京極がとある店にかわいい子がいるので付き合ってほしいと誘いがある。司馬は、渋々そのことを承諾
しかしその店は、少し変わっていてかなり古びているが、気品が高くネクタイをしている人しか入店できない。そのことを知っているのは、親友京極だけで司馬は知るよしもなかった。しかも、司馬は、ふだんはよれよれのスーツ姿であまり服には気にしていない人間だ。親友は、ひとこと「ネクタイ着用な!」と告げただけであった。
言ってみてびっくり一応ネクタイはしているものの決してその店に合うような身なりではなかった。 おどおどしながら2人はテーブルについた。その時親友が言っていた彼女が注文を聞きにくる。
少しやせ形で背が高くそれなりの家庭で育った品の良い彼女であった
2人の会話は、彼女の話でどうしたら落とせるかを模索している。
しかし店の彼女はそんなことお構いなく自分の仕事をこなしている。
そして司馬は、関係なく彼女に話しかける名前については、名札があるのでわかる。
「一条さんは、いくつ」「どこに住んでるの」とか普通に聞くのである。
一条は、そんな司馬にいとも簡単にスルーして仕事をこなす。
司馬は、そういう会話については、おくびも出さない性格ですぐに仲良くなるのだが、彼女はそうでもなかった。
司馬は、京極にあの彼女はやめとけというが、京極はまんざらでもなく頑張るそぶりを見せる。ただ、この店に毎日通うのは困難なほど高い料理だ。
どうしたらいいか司馬に相談しているのだが、司馬は、あまり乗る気がしない
彼女は品がいいため服装もかなり高級なブランドを着ているに違いないと司馬は、思っているのだ。この女は金がかかるのではと気になっている。
京極の職業は、スーツをきて仕事をするには、あまりにも程遠い、唯一スーツでの仕事をしている司馬もよれよれのスーツである。
2人には、あまり類を見ない女性であったため誘い方がわからなかった。
数日後、司馬は買い物に近くのスーパーにきていたら、偶然その彼女に出会う。
そこから、進展が始まるのである。司馬は、自分が購入しようと思ったものが無く最後の一つを彼女が籠に入れていたのだ、そこで、司馬は彼女にそのひとつの商品を譲ってほしいと声を掛ける。彼女は少し考えたが気持ちよく彼に渡した。
司馬は、それがきっかけになり話をし始めたら、なんと思っていた育ちではなく普通の家庭で育った普通の人であった。そのため彼は彼女にひかれていく。
京極は、このことを知らない。司馬はタイミングを失い京極に教える機会がなく数日が過ぎる。その後、一条とはそのスーパーで度々合うようになるそのうちライン交換が始まりプライベートで会うことに!
司馬の普段着は質素、一条は女性らしい服装である。とてもバランスがとれていない。司馬はバランスが取れているいないは関係なくあまり気にすることはない。ある日京極が、2人を見かけると後日司馬に問い詰めるのである。
司馬は、誤るのであるが京極はかなり怒って司馬との距離を置くようになる。
その矢先事件は起きた。司馬の同僚の本多琴美だ。琴美は司馬に興味があり、普通に会話はしているが、気になっているのである。そのことを同僚の夢咲明日香に相談していたのである。
明日香は、琴美より4つ上で、会社でも先輩にあたる、性格はあっさりしていて自分をもっている天真爛漫な女性だ。背は、琴美より少し高い感じで女性らしい容姿は大人の女性。一方琴美は、おくてであまりパっとしないが、容姿はかわいい感じである。背はあまり高くないし普通の子である
服装も、普通であまり女性らしい服装ではない。司馬も琴美については同僚としか認知度はない。また、明日香についても司馬は同僚にしか見ていない。
琴美の趣味は、カフェ巡りでいろいろなお店を調べてコーヒーをたしなむことである。その付き合いに明日香も琴美とカフェ巡りに付き合っている。
明日香の趣味は、温泉巡りで時間があれば一人旅でいろいろな温泉を巡るのが趣味である。琴美は、明日香の温泉巡りにもたまに付き合うことがある。
最近の司馬の行動は、一条とはまだその後の進展はないが期待をしている様子
営業所の中では、普段通りの仕事をしている。一条は、琴美と一緒でカフェ巡りが趣味であるただ、琴美はコーヒーだが、美咲は、店舗に興味があるらしい。まだお互いの接点はない。
ある日琴美が買い物をしにスーパーに訪れた時に司馬に会う いつも通りのあいさつをして立ち話をしていると、そこに美咲が入ってくる。司馬はすぐ美咲に気づき挨拶をする。琴美はそのしぐさをみて司馬の態度ですぐに分かった。
琴美は美咲の容姿をみて、触発される。一条美咲は、容姿端麗だし品がいい
琴美は、自分と比較しても負けている感じがしたのだ。琴美は、美咲にあったことで自分を変えようと試みるのである。司馬の身長は180㎝弱くらいで、どうみてもイケメンの部類に入る。しかし、司馬の服装は相変わらずでそんなことどうでもよく自分のかっこいいところは理解できていないしまた、服にあまり興味がない感じである。司馬の趣味は旧車の排気音が、音楽みたいに聴くのが好きである。さて、スーパーで3人にここで接点ができる。琴美と美咲は同じ趣味の話で意気投合していく、司馬はその光景を見てなんともいいがたい雰囲気になっていた。美咲は、そのことを察知しその場を離れる。後の2人はあまり会話もせず別れる。
しばらくして司馬の誕生日に琴美からプレゼントを渡される。実は,琴美の誕生日に司馬からプレゼント(たまたま身内のために買っていたものをもっていたのだが会えなくなりそこに琴美と会ったため)をもらっていたのだ。そのお返しにプレゼントを渡したく持参していたのである。そのプレゼントはかっこいいブランドスーツ生地のベストある。色も濃紺で生地もウール100%のもので見た目でも高そうな品物である。司馬は、こんなものもらえないよと琴美は返そうとするが、琴美はせっかく司馬さんのために買ってきたのにと受け取らなく去っていくしかたなく司馬は、そのプレゼントを受けとって家に帰る。
ある日、司馬はそのベストを着て出勤した。会社に入ったとたんなぜか目線を感じた。そうなのだ。中にちらっと見える濃紺のベストがかっこよく見えるのである。司馬はその視線に優越感を感じていた。ここから司馬は服装に目覚めるのである。その後から、髪型を変え服装も少し大人びたスーツに身を包みすごくいい感じに成長しているのである。もともと司馬は容姿端麗であるためモデル並みになっていたのだ。ある日会社帰りに美咲と出会う。美咲は一瞬司馬のことがわからなかったくらいかっこいい男子になっていたので、そこで、一目ぼれをしてしまう。また、琴美も司馬の変身ぶりに余計に好きになっていく。
一方、司馬は美咲のバイトをしているお店に、もう一回行きたいと思うようになっていた。古びた店だが品がよくネクタイが必要なお店で司馬が最初に入った時の違和感をなくそうと京極を誘うのだが、京極の返事はNOである。仕方なく同僚の浅見を誘う 浅見とは26歳独身で司馬とは10歳若いイケメンの男子である。そんな司馬とは少し性格が違い自分好き人間であるためおしゃれで女子には不自由しないくらいもてるタイプの今時の青年である。しかし少しおちゃらけている軽い感じの性格でもある。そんな2人で美咲のバイトのお店にいくことに、会社帰りに行くことでネクタイは2人ともしているので問題ない
場面は、お店の前 ここでお店について少しお店の名前は星河というレストランで、フレンチであるが、昼は、カフェでおいしいコーヒーとケーキがある。夜からはお箸で食べるコース料理でメニューが3種類しかない。そこで、ホールを2人でこなしているそのうちの1人が美咲である。夜については、コース料理なので、都度都度運ばれてくるので、一回一回美咲にあえるので、司馬は夜に同僚の浅見と来たのである。店の座席数は30席くらいで窓際はガラス張りでビルの階数が高いので、窓からの見た感じはすごく景色がいい店である。
料理も3種類で肉料理と魚料理と両方ともあるフルコースの3種類である。
1人前数万円とかなり高価な料理である。コース時間は約2時間くらいかかる店の形で味付けもやさしく特に料理の合間に出てくるねぎとゴマの入ったパンがおいしくお代わりに何度も食べれるので最高で司馬も大好きになっていた。
また、最初のタイの刺身サラダが最高の味付けでパンとよく合っておいしく癖になる料理である。また、店の雰囲気もスーツにネクタイの似合うお店で品のいい客がほとんどで聞こえてくる会話も心地よく聞こえる会話ばかりである。
後輩の浅見もびっくりするぐらい緊張している様子で、会話はあまり弾まない通常の浅見らしくない。男2人で来るには少し場が違う様子ある。やはりデートの場所であるには、間違いないお店なのだ。満足いく料理の時間が過ぎ最後のデザートを、美咲が持ってきたときに司馬が動く美咲に今度は、本格的にデートに誘う言葉を後輩の浅見のいる前で美咲を口説き始めたのである。
「どうだろう、美咲さん今度僕とデートしてください」と口火を切る、そんな言葉に美咲は、「仕事中ですから」と濁す。そして2人が帰る姿はモデルみたいにかっこよく見えた美咲である。
後日、司馬は再度アクションを美咲にかける美咲は、根負けしたようにOKをする。まあ美咲もまんざらではなかったので、一度付き合ってみようと決断したのである。ある日、司馬は、美咲をドライブに誘おうと連絡する。まだ車は所有していなくレンタルで旧車(ケンメリ)を借りるよう手配する。
場所は、4時間くらいかかる水族館でデートまでとはいかないが、雰囲気のいい水族館デートである。その後、ランチに水族館の近くのレストランに入る。ふたりとも地元の定食をたのみ美味しいという美咲を司馬は軽くガッツをする(わからないように)いろいろ話をして帰路につくように司馬はケンメリを運転する。ケンメリの音は気持ちよく運転して気分がいい。そして車内の中で美咲が口を開く琴美さんのことである。先日スーパーで話をしたときに美咲は琴美の気持ちを少し感じていたのだ。司馬は琴美について美咲にいろいろ聞かれるが、少しもそんな気もなくスルーする。美咲もあまりそのことについて話題に触れることはなかった。そんなことより司馬の服装を少し気にしていた。司馬はそんなこと気づく訳もない。美咲は不服そうに服のセンスを司馬に問うが、話をそらす司馬である。
でも反面自分でも少し気がついているのである。
一方、同僚の浅見は、琴美に今回のお店に行ったことを話していたのである。琴美は、司馬に好意をもっていたので、その浅見の話はうらやましく思うのである。なんとか司馬とデートできないかを探るように考えることが毎日の日課になっていた。琴美の考えが司馬に伝わることがない日々が続く中、司馬が琴美に声をかける。「琴美ちゃんこの間もらったベストのブランドどこで販売しているの」と、聞くのである。司馬はプレゼントしたもらったベストがお気に入りになっているので探したのだが見つけられなく琴美に教えてもらおうと声をかけたのである。琴美はチャンスと思い今度教えるので付き合ってくださいと琴美は司馬を誘うのである。司馬はそんなこととは気にせずOKする。
次の休みの日に会う約束をし琴美はしめしめと心の中で思うのである。
休日、とうとう琴美は司馬とのデートを楽しくわくわくどきどきしながら出かけるのである。しかし、司馬にプレゼントしたベストは、ネットのみの販売でしかも限定品のためどこも販売していない商品である。そのことを司馬は知る由もない琴美はデートプランを考えて一日司馬とデートを企んでいた。この一日で司馬に自分のいいところをアピールしようと考えたのである。
2人は、雰囲気の良いカフェにいる。そう2人は、デート中で今度の休みにどこに行くか相談中である。そこに、一人の男性が声をかける
「よう、琴美どうした。」
実は、琴美の父である。そのことに、司馬は驚く。そう琴美の父は会社本部の営業部長である。司馬は少しおどおどしながら、琴美の父に挨拶をする。父は、そんな司馬に軽く会釈をし少し離れた席につく。琴美の父もカフェ好きでたまにカフェの巡りをするのである。琴美がカフェ巡りを趣味にしたのは父の影響なのだ。2人は、少し気まずくなり司馬は、琴美にカフェを出ようと声をかける。
まだ、付き合って間もないのに琴美の父にあってしまって動揺を隠せないしかも自分の上司でもあるため身の振り方を考えることになってしまっている。そんな司馬に琴美は少し不安を覚える。実は、2人は結婚を考える時期になっていたのである。
話は、3年前にさかのぼる。美咲と琴美はスーパーで出会ったときにメール交換をしていた。2人は、自分の趣味の接点が少しあることと共通の司馬という男性の知り合いになったため話は盛り上がったのある。そして、美咲は琴美が司馬に興味があることを知るようになる。そこで、ひと役買うのである。その後3人で会うことに美咲が協力をする。カフェ巡りに3人で向かうことをいろいろなところへと話をしながら休日のたびに会うようになっていた。琴美と和也は同じ会社なので時間が合うのであるが、美咲は時間がたまに会わない場合があり少し遅れたりした。そこで、琴美と和也は2人だけの時間ができしかも和也は美咲に気がある。琴美は、何とかできないかといつも、もやもやしていた。
そんなさなか司馬が琴美に相談をする。美咲とうまくいくにはどうしたらいいかを琴美に聞くのである。琴美は少し迷いながら相談を受ける。
そして、少し時間が立ったある日司馬が気付くのである。美咲と琴美のことで司馬に変化が訪れる。いままで、美咲に夢中になっていた司馬が、琴美に少し気持ちが傾き始めるのである。なぜなら、美咲は、自分もことが一番で振り回されるのが多く、一方琴美は、ついていくのが好きで人の話に共感できるスキルがある。美咲については、人間性にはすごくいいしなんでも話ができることはあるのだが、少し自分本位の性格で主張が多い。人としては全然申し分ないが2人でのライフスタイルがあるかに疑問があった。その点では、琴美は相手を常に考えて行動、会話をすることに慣れている感じで2人でいて心地よいことに司馬は築いたのである。しかし、頭ではわかってなくあくまでも自分が味わっている感じしかわかっていない。しかしまだ、美咲を口説こうとしていたのである。
琴美は、そんな司馬にも対応して相談に乗っている。でも、琴美はあきらめていない。ある日、司馬は美咲をデートに誘う2人だけで。デート当日、司馬の服装は、3ピースのスーツを着こなしカッコよく決めていた。一方美咲は、赤いドレスを着こなしている。2人を見たらまるでこれからすごくいいところのパーティでもいくかのようなTVドラマのワンシーンのようである。絵になるのである。
そこで、事件が起きる。琴美の父が交通事故で救急車で運び込まれる。それを琴美は、思わず司馬に連絡してしまう。ちょうどそのときは、司馬は、デートをこれから楽しむつもりで美咲ととある一流ホテルに向かう途中である。タクシーの中の琴美の声は、少し泣きながらの声のため司馬は気になっていた。この時は琴美の父に面識はないが、琴美からは、少し司馬の会社に関係するとだけ聞いていた。しかし、電話があったことは事実で気にする。美咲は、タクシーの中の会話に気がつき司馬に声をかける。「私はいいから行って」と途中でタクシーを降りる。
司馬は、「ごめん」と美咲に声をかけ病院に向かう。窓越しに美咲を見つめタクシーは発車する。ここで、司馬は美咲にもう会えないような気がしていた。
場面は変わり病院。司馬は、琴美に声をかける琴美は、キョトンとして司馬を見つめて、大丈夫、父は、足を骨折しただけと淡々と話す。司馬はとりあえずホッとする。そして、琴美の父に会って司馬はびっくりする。琴美の父は、同じ会社の本部長であった。初めてあってびっくりするが事情が事情なので、軽く挨拶をして、その場を離れる。すぐに、美咲に連絡をするが美咲は電話にでない。
急に、今度は美咲を気になっていた司馬である。その後、琴美の父は問題なく回復に向かっている一方で司馬は、美咲のことがどうしているのか気になり、いつものお店に訪れる。そこで、美咲に関して重要なことがわかるのである。美咲は、都内の普通の家族のもとで暮らしていた。父親は、会社の重役でその会社のそこそこの地位にいる人物で、母親は、専業主婦というか何も仕事はしていない普通の人である。先日父親の会社が、ある問題が発覚し話題になっていたのである。司馬はそんなことをわかりもせず普通の裕福のお嬢さんと思っていたので、すこし驚いている。たぶんそのこともあり、行方がわからないのである推測をたてるのであった。そして、現在、2人はカフェを後に都内の街路樹を仲良く歩く後姿が恋人同士でもうらやましく思える瞬間でもある。ちょうどそこに1台のタクシーが横切る中には、美咲がこちらを見ているのであった。
場面は変わり司馬の住まいに2人はいる。ゆっくり2人で映画を見ながら笑っている。そう、2人の関係は、結婚まで秒読みでいろいろな計画を司馬の部屋で話し合っているのである。たまに、琴美は司馬のキッチンで食事を作ったりしている。仲のいい2人に見える。そこに一本の電話、そう美咲からである。
司馬は、びっくりして電話に出る。これから会えないかとの誘い隣には琴美が聞いている。そして、「いいよ」待っているからいっておいでと司馬に声をかける。司馬は不安になりながらも美咲に会いにいくのである。実は、美咲は1年前に結婚していて、相手は、実業家でほとんど家にいなく美咲は寂しくなり、昔のことを思い出し司馬に電話をかけたのである。
美咲と会うと、司馬は美咲の寂しさを受け止めるように話を聞くのであった。美咲は、ある程度気持ちが落ち着きだして相談して良かったと、司馬と別れるのである。
場面は、司馬の住まい琴美がどうだったと聞く。美咲との話をしたら、琴美は「良かったね!」とうなずくのである。その時、司馬は美咲では無く琴美でよかったと心の中でうなずくのである。その後、司馬と琴美は、今後のことを楽しく話をするのである。
場面は、司馬の会社の会議室、フルオーダーで仕立ててくれる会社に、依頼をしたら来てくれる会社で、寸法を取ってもらいフルオーダーしてスーツを購入するために自分の体の寸法を図っているところである。当然、隣には琴美も寄り添い見守っている。
このフルオーダーしてくれる会社は、以前に琴美が司馬にあげたベストの会社の情報でかっこいいスーツを提供してくれる会社があるので試してみたらとアドバイスをくれていた。琴美は、ブランド名を知っていて、ネットで探したのである。そこで、見つけたのがこの会社であった。実は、司馬は、結婚のために琴美の両親に挨拶に行くためスーツを新調しようと琴美に相談していたのである。
その後、式場を探すのにとある会社に行くとそこで美咲と出会う。司馬と琴美はびっくりして、言葉を交わす。「どうしたのなぜここに」美咲は、この会社の経営者の奥さんである。社長は、会社の運営でいつも忙しくしているため、美咲はわざわざ現場に来ているのである。少しでも時間を取ってもらい話をしようと思っているのであった。3人は、久しぶりに会い、いろいろな話をした。そこに式場の関係者が来て案内してくれるのを、美咲はどうぞと席を離れる。3人は後日会うことを約束して。
琴美が、おろおろしている。今日は、司馬が琴美の両親に挨拶に来る日である。前日には2人でリハーサルをして準備は万端であるが、やはり、琴美は気が気ではなかった。そこに、「ピンポン」の音そう、とうとうこの日がきた。父親は先日の交通事故後、もうかなり安定しているし、軽く歩けるまでに回復している。
玄関先で、琴美の両親に案内されリビングに通される。ここで4人が向き合い会話が始まる。琴美の父が言葉をかける。「司馬君は、どこの生まれだい」と問いかける司馬は、「東京都です」と答えるところから始まり2時間ほど琴美の両親と趣味の話等をしながら、笑いが絶えない会話をして終わる。
そして、結婚式が始まり2人は、みんなに祝福されて新婚旅行へと旅立つ。
その後は、2人は末永く幸せに過ごした。
完